コラム

楽天とAmazonの運用代行は同じ会社に任せるべき?一括・分割委託のメリットと選び方

楽天とAmazonの運用代行は同じ会社に任せるべき?一括・分割委託のメリットと選び方

楽天とAmazonの運用は、同じ会社に任せるべきか分けるべきか

「楽天市場とAmazon、両方の運用を外注したいけれど、同じ会社に任せていいのだろうか?」

「それぞれ専門の運用代行会社に依頼した方が売上は伸びる?」

「2社に分けると、管理が大変になりそう……」

楽天市場とAmazonの両方に出店している企業にとって、運用代行会社の選び方は重要な経営判断です。

結論から言えば、両方のモールに十分な運用実績がある会社なら一括委託、どちらかの専門性が不足する場合は分割委託が有力な選択肢です。

ただし、必ずしも二者択一ではありません。

商品撮影や画像制作、商品情報の管理は共通化し、広告運用や販促施策はモールごとの専門家に任せる方法もあります。

大阪でEC運用請負・EC運用保守サポート支援を行う株式会社JYOが、それぞれのメリット・デメリットと、失敗しない選び方を解説します。


1. 楽天市場とAmazonでは、運用の何が違う?

楽天市場とAmazonは、どちらも国内の主要なECモールですが、運用上の特徴が異なります。

比較項目

楽天市場

Amazon

管理システム

RMS

セラーセントラル

商品ページ

店舗独自の訴求や販促表現が重要

商品情報の正確性・検索対策が重要

販促施策

セール、クーポン、ポイント施策など

スポンサー広告、セール施策など

広告運用

楽天市場内の広告施策

Amazon Ads

分析

店舗・商品・販促別の成果確認

商品・広告・販売実績の分析

楽天市場では、店舗の世界観やキャンペーン企画を生かした販売戦略が重要になります。

一方、Amazonでは商品情報の整備、検索結果での見つかりやすさ、広告効率、在庫・配送体制などが重要です。

つまり、同じ商品を販売していても、売るための施策まで同じとは限らないのです。

この違いを理解しているかどうかが、運用代行会社を選ぶ際の大切なポイントになります。

2. 同じ会社に一括委託するメリット・デメリット

楽天市場とAmazonの運用を1社にまとめる最大のメリットは、管理を一本化できることです。

例えば、商品情報の変更や新商品の発売時に、複数の制作会社へ同じ説明を繰り返す必要が減ります。

一括委託のメリット

  • 連絡窓口を一本化できる
  • 商品情報や制作素材を共通管理しやすい
  • モール間の在庫・販促計画を調整しやすい
  • 売上や広告費を横断的に確認しやすい
  • 社内担当者の進行管理負担を減らせる可能性がある

特にEC担当者が1人しかいない企業では、複数の外注先を管理する負担が大きくなりがちです。

一括委託によって、その負担を軽減できる可能性があります。

一括委託のデメリット

注意したいのは、委託先の専門性です。

楽天市場の運用が得意でも、Amazonの広告運用や商品ページ改善には十分な経験がない場合があります。

また、1社に業務を集中させることで、委託先の担当者変更や契約終了時の影響が大きくなる可能性もあります。

「両方対応できます」という説明だけでなく、モール別の担当体制と実績を確認することが重要です。

3. 楽天とAmazonを別々の会社に任せるメリット・デメリット

それぞれのモールに強い専門会社へ依頼する方法もあります。

分割委託のメリット

最大のメリットは、専門性を重視できることです。

例えば、楽天市場ではイベント施策や店舗ページの改善に強い会社、Amazonでは広告運用や商品情報の最適化に強い会社を選ぶことができます。

各モールの課題が明確な企業にとって、有効な選択肢です。

分割委託のデメリット

一方で、委託先が増えるほど情報共有や進行管理が複雑になる可能性があります。

例えば、同じ商品の価格変更でも、楽天市場とAmazonで異なる設定になってしまうことがあります。

また、商品画像をそれぞれの会社が制作すると、制作費の重複やブランド表現の不統一が起こる場合もあります。

分割委託する場合は、社内に全体を管理する責任者を置き、商品情報や販促計画を共有する仕組みが必要です。

4. おすすめは「共通業務」と「専門業務」を分ける考え方

楽天市場とAmazonの運用は、すべてを一括にするか、完全に分けるかだけで考える必要はありません。

例えば、次のような役割分担が考えられます。

共通化しやすい業務

モール別に対応したい業務

商品撮影・画像素材管理

広告運用・入札調整

商品情報・商品マスタ管理

モール内SEO・検索対策

ブランド表現の統一

セール・販促企画

制作スケジュール管理

モール別の商品ページ最適化

全体の売上・利益管理

モール固有の運用ルールへの対応

例えば、新商品の撮影を1回行い、共通の素材を管理します。

その素材を使い、楽天市場では店舗の訴求に合わせたページを制作し、Amazonでは商品情報や画像要件に合わせて登録する方法です。

撮影素材を共通化することで、制作の重複を減らせる可能性があります。

ただし、商品画像の掲載基準はモールごとに異なるため、すべての画像をそのまま流用できるわけではありません。

重要なのは、共通化できる部分と専門性が必要な部分を見極めることです。

5. 一括委託と分割委託、どちらが向いている?

判断の目安を整理しました。

自社の状況

検討したい方法

EC担当者が少なく、管理負担が大きい

一括委託

両モールの運用をまとめて見直したい

一括委託

Amazonの広告だけ改善したい

分割委託

楽天の販促施策を専門的に強化したい

分割委託

商品撮影・制作を効率化したい

ハイブリッド型

社内にEC統括責任者がいる

分割委託も選びやすい

ただし、これは一般的な判断の目安です。

最終的には、委託先の対応力や費用、社内の管理体制によって判断する必要があります。

6. EC運用代行会社を選ぶ前に確認したい5つのこと

楽天市場とAmazonの運用を外注する際は、次の5点を確認しましょう。

① モール別の実績はあるか

楽天市場とAmazon、それぞれの具体的な運用経験を確認します。

② 実際に誰が担当するのか

営業担当者だけでなく、日々の運用や広告管理を担当する人員・体制を確認しましょう。

③ 商品撮影・画像制作まで対応できるか

制作を別会社に依頼する場合、連絡や修正の手間が増えることがあります。

④ 料金と追加費用は明確か

月額料金だけでなく、広告費、制作費、商品登録件数の上限などを確認します。

⑤ 売上と利益を横断的に管理できるか

モールごとの売上だけでなく、広告費や手数料を踏まえて利益を確認できる体制が理想です。

7. 大阪で楽天・Amazonの運用支援を検討するなら

株式会社JYOでは、大阪を拠点にEC運用請負・EC運用保守サポート支援、コンテンツ制作、EC素材撮影、Web制作などを提供しています。

複数モールを運営する企業では、販売チャネルごとの専門性だけでなく、商品情報や制作素材をどのように管理するかも重要です。

JYOでは、企業のEC運用体制や制作業務の課題を整理し、効率的な運用につながる支援を目指しています。

すべてを一社に任せることが最善とは限りません。

社内で担う業務、外部に任せる業務、専門会社と連携する業務を整理することが、長期的な運用改善につながります。

よくある質問(FAQ)Q1. 楽天とAmazonの運用代行は同じ会社に依頼できますか?

両方のモールに対応する運用代行会社であれば可能です。ただし、モール別の実績、担当体制、対応業務を確認することが重要です。

Q2. 一括委託すると費用は安くなりますか?

窓口や共通業務をまとめることで、費用を抑えられる可能性はあります。ただし、必ず安くなるわけではありません。同じ条件で一括委託と分割委託の見積もりを比較しましょう。

Q3. 楽天とAmazonの商品画像は共通化できますか?

撮影素材は共通利用できる場合がありますが、商品画像の掲載基準や訴求方法はモールごとに異なります。共通素材を活用しながら、それぞれの要件に合わせて調整することが大切です。

まとめ|大切なのは、委託先の数よりも役割分担

楽天市場とAmazonの運用は、同じ会社に任せても、別々の会社に任せても構いません。

重要なのは、各モールの特性を理解し、必要な業務を適切な担当者に任せることです。

そして、商品撮影やコンテンツ制作など、共通化できる業務は効率的に管理すること。

「誰に任せるか」の前に、「何を、どこまで任せるか」を整理する。

それが、EC運用代行で失敗しないための第一歩です。

EC運用の外注先選びでお悩みの企業様へ

楽天市場とAmazonの運用体制を見直したい。

複数の外注先を管理する負担を減らしたい。

商品撮影やコンテンツ制作を効率化したい。

そのようなお悩みがあれば、株式会社JYOへご相談ください。


株式会社JYO|AI時代のWeb戦略会社

EC運用請負・EC運用保守サポート支援・コンテンツ制作・EC素材撮影公式サイト:https://jyo.jp/

株式会社JYO
北浜太一